先頭キャラ名表示

今回は名前表示の制御文字\N[]のお話です。

通常、\N[1]を指定すると、システムで設定した主人公キャラ1番目の名前、\N[2]は2番目の名前、・・・というふうになりますよね?

では、ツクール2000・2003で\N[0]として設定した時はどうなるか皆さんご存知でした?

何も設定してない番号だからエラーが発生してゲームが終了しそうですよね?

ところが何と、\N[0]はパーティの先頭キャラの名前を表示するんです。(参考:「Tkool School」のテクニック>ツクール小技)

いや〜、これは便利。パーティ入れ替えのあるゲームで会話する時、誰が先頭かなんて考えなくて済むわけね。じゃあツクールXPでも使ってみよう。ルンルンルン〜♪。

というわけで、以下のイベントを作ってみました。

イベント例

このスクリプトでは、話しかける度に、パーティ1番目のアルシェスが抜けたり、また1番目に入ったりします。(ちなみに2番目はバジル、3番目はドロシーになっています。)

結果は以下の通り。(このページの画像はクリックで拡大画面が表示されます。)

スクリプト適応前1 スクリプト適応前2

「先頭はさん」って、はさん・・・破産だあ!!とオヤジギャグはさておき、どうやら200xでの機能はXPに引き継がれていないようです。

ということで、スクリプトの登場です。

今回はたった1行書き換えるだけです。

変更前でいうとWindow_Message項目の85行目を以下のように変更します。

変更前:
$game_actors[$1.to_i] != nil ? $game_actors[$1.to_i].name : ""

変更後:(改行入れずに1行で書いて下さい。)
$game_actors[$1.to_i] != nil ? $game_actors[$1.to_i].name : $game_actors[$game_party.actors[0].id].name

これだけなんですが、一応いつものように全スクリプトも掲載しておきますので、Window_Message項目を差し替えてもらってもいいです。

front.zip(約3KB)

ファイル構成一覧
改造front.txt(Window_Message項目と差し替え)

 

このスクリプト使うと先程のイベントも以下のようにうまく動作します。

スクリプト適応後1 スクリプト適応後2

今回のスクリプトはパーティメンバー並べ替え等に使えるのではないかと思います。

なお、パーティメンバー並べ替え[編成]については「KGC Software秘書室」さんのRGSSテクニックのコーナーに、「多人数パーティ」という非常に役立つスクリプトがあります。そちらをご覧になることをお奨めします。

但し、本スクリプト内容や、本スクリプトと「多人数パーティ」を併用したスクリプト内容について「KGC Software秘書室」さんに質問をしないで下さい。(それぞれのスクリプトはそれぞれの著作者に聞きましょうという意味です。もちろん、併用は自己責任で行って下さいね。)

ということで、今回のスクリプト、よろしければ、お使い下さい。ララララ〜♪(いつまで歌っとるんじゃ、こやつ・・・。)


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