05.変数のお話-変数って何?
 

VB2005に限らずプログラム言語では、ほとんどの場合、変数というものを使います。

まず変数とは何ぞやというところから入っていきましょう。
変数とは文字や数字等が入る箱のようなものです。
変数は箱
どういう時に変数が必要かというと、場合によって値を変更しなければいけない時に使用します。
例えばこんな感じです。

例1:MessageBox.Show("こんにちは、太郎さん。")
例2:MessageBox.Show("こんにちは、" & namae & "さん。")

例1の場合、「太郎」という人名固定になってしまいます。
例2では、変数namaeを使っており、namaeに人名を入れるだけでいろいろ変更できます。

変数を使ったプログラムを組んでみましょう。
01章でご紹介した方法で新しいプロジェクトを作成して下さい。プロジェクト名は「Namae」とか適当なもので結構です。
それで以下のような02章を参考に以下のような画面を作成して下さい。
フォーム
「表示」ボタンをダブルクリックして表示されるButton1_Clickイベントに以下のコードを書き込みます。

Public Class Form1

 Private Sub Button1_Click(ByVal sender As System.Object, ByVal e As System.EventArgs) Handles Button1.Click
   Dim namae As String

  namae = "花子"
  MessageBox.Show("こんにちは、" & namae & "さん。")
 End Sub
End Class

これで実行をしてみます。
上記フォーム画面が表示されるので、「表示」ボタンを押してみると、以下のメッセージが表示されるはずです。
「こんにちは、花子さん。」のダイアログ
変数namaeは「花子」という内容に置き換えられて表示されました。
「namae = "花子"」の行の「花子」という部分をいろいろなものに変更してみると、変更した文字がメッセージダイアログに表示されるのがわかると思います。

今回はここまで。
次回は変数の使い方について、詳しく見ていきましょう 。